漠然とした怖さ

超超超超久しぶりの更新をしようとしている。ダラダラと大学生活を過ごす様子を綴った日記を1ヶ月ちょっと書いていた生活から早2年、僕もなんやかんやで大学を卒業し就職することができた。

 

大学の4年間はめちゃくちゃ楽しかったとここ1週間くらい実感している。学科やサークル、バイト先の人たちなどと連日最後の飲み会を開いたり卒業を祝ってもらったりした。まさか卒業式で花束をもらう人生だとは思っていなかったし、家を退去した夜に飲み会をもって送り出してもらえる人生だと思っていなかった。本当に周りの人に恵まれた時間だったとつくづく思う。

 

そして今は配属先である大阪へ向かう新幹線に乗っている。これを書いているのは米原を過ぎたあたりだ。車内では音楽をイヤホン爆音で聞きながら100ページほどのエッセイを読みながら過ごした。名古屋に着いたあたりで読み終え、最後の1本にしようと決めた煙草を吸った後、スマホの充電が切れそうになったのでイヤホンを外した。その瞬間、急に不安な気持ちが押し寄せてきた。

 

これまで人との出会いに恵まれてきたことに改めて気付かされたから、知っている人がほとんどいない土地に行くのが急に怖くなったんだと思う。この感情を僕は確かに何度か味わったことがある。小学校の時は2回の転校を経験し、実家のド田舎から離れて札幌の高校に進学し、大学では上京した。その度に新しい土地に出向く怖さを味わってきたのだが、今回ばかりは就職するわけだし、自分から望んで全国転勤がある職種を選んだのでまあ大丈夫だろうと思っていた。

 

会社は割と社風を重視して選んだのできっと素敵な人との出会いに恵まれると思うし、マッチングアプリを使って友達、恋人作りもやろうと思うのできっと毎日楽しくも刺激のある生活ができるはずだ。

 

でも、怖い。緊張というか、怖い。何が怖いとかではなく、漠然とした怖さが僕を襲ってくる。新しい場所で新しい人たちとコミュニティを築くことに凄く心労してしまう体質ゆえでもあるし、今までの適当に過ごしてきた日常を終わらせなければいけないからでもあると思う。

 

怖い。怖いけどもう大阪に着いてしまう。今までの日常が終わって新生活が幕を開けてしまう。ついこの間まで胸を躍らせて待っていたはずなのに。変化って、こんなにストレスだったんだ。

 

僕の新生活が上手くいきますように、祈っています