日記をつけるんだ。 1/1

2020年12月31日、初めて労働をしながら大晦日を過ごした。一緒に入ってた先輩に「今日はシフト9時半までだけど...」と切り出されたので、「まあそうですけど...できれば9時くr...」と早く帰りたいことをほのめかそうとしたその刹那。

 

食い気味な先輩「まあ年明けまでに帰れればいいかなーって感じ?」

 

引き気味な僕の心「年明けまでに帰れればいい感じ!?!?!?えっ!?!?そんな残る!?!?まあ確かに大晦日なのになんでファミレスに来るんだよってくらい客来たしデリバリーもそこそこ入ったし従業員少ないし!?!?そういやそうじゃん!いつもなら残業コースじゃん!!」

 

引き気味な僕の口「まあ...そんなところですかね...?」

 

こうして僕は大晦日も残業することになったのである。仕方ない。大晦日に働きたくないのはみんな同じだ。そもそも大晦日のシフトを勝手に昼から夜に変えたパートのおばさんがいけないのである。

 

21:30で終わる予定だったが結局22:15まで残った。こう見ると大したことないが、勤労後の疲労は体力の消費ではなく心労に比例する。一緒に年を越すという心中を高校同期の男とすることを決めた僕はトボトボと、いや、自転車をギコギコと漕ぎながら駅に向かったのである。

 

いつもは電車でラジオを聴くのだが、自宅でのwifi付け忘れという大罪を犯した僕は通信制限という判決を受けたので音楽を聴きながら友人のもとへ向かう。

 

長くなりそうだから大晦日の話はやめた。ここからは別に普通だ。

 

さて、年が明けても僕は労働をせねばならぬ。15時から出勤すると、そこにいたのは初めて会うおばさん。とてもホールスタッフとは思えないほどボソボソと「おはようございます」と挨拶をすると激明返事が返ってくる。

 

初対面おばさん「おはようございます!山下といいます!お願いします!」

 

僕「申し遅れました、(僕)といいますよろしくお願いします」

 

初対面おばさん「お会計のときに恵方巻きのチラシと新年の粗品を渡すようにということなので、お願いします!」

 

僕「わかりました、ありがとうございます」

 

初対面おばさん「じゃあ私はこれで上がるので!お先失礼します!」

 

僕の口「お疲れ様です〜」

 

ツッコミモードの僕の心「いやめちゃくちゃフレンドリーな空気出しといてもう上がるんかい!まあ愛想いいおばさんだから別にいいけれども!」

 

年越しを共にすごした友人2人の次、今年3人目の会話は知らないおばさんだった。

 

前日の喧騒はなんのその、元日の和食ファミレスはかなり暇だった。それはそうだ。みんな家で格付けチェックを見たいに決まっている。だから店長は僕に言った。「今日は7時上がりで」と。

 

やーったやったー!やーったやったー!定時上がりばんざーい!!

 

残業が基本の生活を送っているので定時上がりは僕にとってオアシスである。こうして僕は労働後のオアシスことすき家に駆け込む。

 

疲れたからこれで終わろ